私達の通学路にある、この店のクレープは凄い美味しい。
イチゴクレープ、バナナクレープ、チョコクレープ、アイスクレープ……………。
バリエーションがありすぎて、迷っちゃう!
「あー、もう待てねー!
俺、先に頼んでるわ!
スミマセ〜ン、チョコクレープ、一つ下さ〜い!」
「え゛、あっ、ちょ、ズルい!」
そう、私が言い終えた時には、優叶は既にチョコクレープをゲットしていたのだった。
「ズルいと思うなら、さっさと何食うか決めろよ♪」
そう言って、私にウインクする優叶。
「……キモいっ、」
……あ。
しまった。



