私は優叶に手を引かれ、廊下に出た。





私達の後ろからは、女子の「いやーーーーっ(泣)!!」という悲鳴が聞こえていたのは、言うまでもない。



ま、私の手を握っている隣の誰かさんは、「何で女子、叫んでんだ?」と、頭に?マークを浮かべているけど。





私は、「だから、あんたがイケメンだからだよっ!」と心の中で、また突っ込んだ。








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「な〜、どれ食うか決まった〜〜?」





私の隣で、待ちくたびれた様に言う、優叶。




「まだだよっ!

だって、どれも美味しそうなんだもん。」



放課後。




私と優叶は学校を後にし、とあるクレープ屋に寄っていた。