「今からテノリオの元まで行って、テント張るの!それで、朝早起きして歩いてアノ滝まで行く!」
『どう?このプラン』と言うような澄まし顔で見てくる。
いやいやいや...そんなドヤ顏で言われましても... テントってマジっすか?野宿っすか? それはまずくないっすか?
でも何言ったて聞かないだろうなー。
「それで、その元までは歩いて行くの?」
「バカね、車に決まってるでしょ。昨日から借りてるの。雨降っちゃったらどうしようとか思ってたけど、この様子だと明日も晴れそうだし!」
なるほど....
おっと、ここでテノリオ火山について少し説明しよう! (何か博士っぽいな)
えー。 テノリオ火山とは、火山を見に行くと言うよりも、滝の方がメインとなっている場所である。彼女の言うように、雨が降った後ではただの濁った滝つぼとなってしまうが、晴れた日に行けばそれはもう、神秘に包まれた青。いわゆるエメラルドグリーンが広がるのである‼︎
だから彼女は天気を気にしていたのであーる!
よし、説明終わり....
自分もだいぶ前に写真で一度だけ見たことがあるだけなんだ。
「そうと決まればさっさと行くわよ!!」
「えっちょ、待って!」
まだ誰も行くなんて言ってないのになぁ...と苦笑い。
そんな自分のことなんて気にも留めず、まるでこのジャングルを知りつくしているかのように歩いて行く。
歩くの速いし......

