幸せになりたいだけ。 幸せを見つけたいだけ。 ただ… 大好きな幼馴染と、両想いになりたかっただけなのに。 「っ、」 こぼれ出す涙は、止まることを知らなくて。 やっぱり君を想うと涙が出て来て。 だけど好きで。 「、くそ。」 繋がれた右手。 引っ張られたその力強い腕は、あたしの知らない男の人の体。