「葉月。」 名前が呼ばれたことさえ気付けず、クラス中の視線があたしに向けられた。 そこで、ハッと気付いて、 「あ、はい」 ーーーガタ、 椅子から勢いよく立ち上がって、テスト用紙を受け取った。 「今回のテストもよかったぞ」 「…ありがとう、ございます。」 受け取ったテストにかかれた数字は89点。 もちろん、100点満点のテストだ。