lost memory ~失われた記憶~






瑞希『大翔…離して…。』




大翔『嫌だ。』




即答する大翔。




瑞希『ねぇ、大翔っっ…離してっ。』




大翔『嫌だ。もう、お前の事を離したりしねぇ…。』




そう言った大翔の声は、力強いのに、どこか弱々しくて、震えているように感じた。




瑞希『もう…傍には居られない。』




そう言った私の事を、大翔は、もっと強く、でも包み込むように抱きしめた。