そして兄が車を発車させたのを見て、私は校舎の方へと歩きだした。 ―ゴロゴロ… 空が、鳴った。 私は空を見上げた。 暗いなぁ……。 なんかテンション下がりそ~ 出るときに見た空の色より、今の空は、暗かった。 そんな空を見ていられなくて私は、歩く速さを速めた。 私は視線を前に向け、自分の下駄箱へと手を伸ばし、スリッパをとり出した。 ―パサッ… 「ん?」 取り出したスリッパの中から、 何かが落ちた。