ガチャリ と検査薬を持ってトイレのドアを開けると、香織ちゃんがリビングから飛び出してきた。 「陽菜ちゃん…どうだった?」 香織ちゃんの優しい声に、心を落ち着かせて口を開いた。 「……陽性だった。 私のお腹の中に…理玖くんの赤ちゃんが居る…。」 検査の結果が出るまで、本当にドキドキしていた。 妊娠しているかも…と考えるだけで、どうしたら良いのか軽いパニックになっていた。 でも…結果を見ると、不思議とさっきまでの不安な気持ちが無くなっていた。