~~陽菜side~~ ―――――迎えに来たよ。 そう言った理玖くんに、幸太くんが目の前に居ることも忘れ、理玖くんに抱きついた。 どうして理玖くんの腕の中は、こんなに落ち着くんだろう…。 やっぱり私は理玖くんじゃないとダメだ。 私がシミジミとそう考えていると、理玖くんの低い声が耳元で響いた。 「陽菜のこと好きなのは勝手だけど、今度手出したら、俺全力でお前の事つぶしに行くよ?」 あ…そうだ…。 幸太くんとキスしている現場を理玖くん…見ていたんだ…。