「でもね…………陽菜。 覚えておいて? 陽菜と先輩が幸せそうに笑い合っているなら、 二人を全力で応援する。 でも…… 今日みたいに辛そうな顔してるなら、 俺は全力で陽菜を奪いにいくよ。 俺ね…… 陽菜のことが好きなんだ……。」 幸太くんは、そう言って、私を優しく抱き締めた。