~~陽菜side~~ 幸太くんに手を引っ張られ、足早にマンションを去って行く。 さっきの理玖くんと葵さんの会話が、何度も何度も頭の中で繰り返される。 頭の中でグルグルと渦を巻き、やがて小さくなって真っ暗な闇に落ちていった。 気づいたら2階建てのオシャレなアパートに着いた。 「陽菜…落ち着くまで俺の家に居ていいから。」 幸太くんの言葉に、ハッと我に返った。 「え?」 それって……男の人の部屋に二人で居るってこと? いやいやいやいや! 無理でしょう!?