アイツ……何でこんな所まで来てるんだ…。 慌ててマンションの入り口まで駆け寄ると…遠くで葵と視線がぶつかる。 そしてニヤリと嫌な笑顔を浮かべた。 「理玖は、私に結婚しようって言ってくれたわ。 私を一生大事にするからって。 ねぇ…そうだったわよね…理玖??」 陽菜の前で何なんだ……。 「・・・・・・。」 俺が何も話さないで立ちすくんでいる姿を見て、陽菜の友達の男が、痺れを切らしたように口を開く。 「先輩……どういうことですか? この人と結婚しようとしてたって…本当ですか……?」