あたしたちは帰り道を通る。 あたしは宮岡君に車イスを押してもらいながら、宮岡君はあたしの車イスを押しながら。 そんな光景に、通りすがる人の視線が集まる。 その光景にもやっと慣れて、あたしたち以外、帰り道に人がいなくなった時だった。 「ねぇ、松岡さんは、大事な人がいなくなったらどうするの?」