なにを任せるのかな? なんか地味に怖いよ? この人、大丈夫なの、ホントに。 「じゃ、じゃあ、よろしくお願いします?」 そう疑問形で言うと、彼はふっと笑ってあたしを見た。 あぁ、この瞳、安心できるな。 あたしが彼に対して残念な気持ちを抱いているのは、まぎれもない事実。 まぁ、それは“車イス”のことについて、あたしの過去について......触れられたからなんだけどね? 「よし、帰ろっか」 うんっ、とあたしは返事をしてから、彼に車イスを押してもらう。