Lie friend ―嘘友―





「えっとね~~。


あ、ほらあそこにいる奴!


あいつ結構いい奴なんだよ~♪」



あたしたちはふ~んと言って、怪しげな目を神代君に向ける。


神代君の親友とか、ろくな人じゃなさそー。



「お~~~いっ!


岳(がく)~、こっち来いよぉ!!」



岳、と呼ばれた人は、眼鏡をかけた......ガリ勉君っぽい。


チャライ奴かと思ったら、そうでもなかった。


期待(?)が外れたしーー!



「なんだよ、冬馬。


僕はなんで呼ばれたの?」