Lie friend ―嘘友―





「あ~、覚えててくれたんだ~~!


忘れられてるのかと思ったよぉー?


ってことで他のみんなは......いいのかな?」



ユズの目線から言って、あたし以外の3人のことだ。



「あたしは別に構わないよ?」



「オレもっ!


こんなかわい子ちゃんたちだしぃ~~?」



「俺も松岡さんたちがいいって言うんなら、別にいいよ。」



やんわりと笑った宮岡君と、とたんに目が合う。


逸らしていいのか、それともダメなのか、あたしは結局逸らせなかった。