Lie friend ―嘘友―





「お、おう......」



あたしを哀れみの目で見てきた彼らは、あたしたちから離れていった。


それでいい。


それでいいの。


思ってみたら、宮岡君はあたしのことを哀れんだ目で見てこない。


あとの2人は微妙なんだけど。



「ねぇ、あとは誰にすんの?


陽菜ちゃんのことを考えたら、面倒見のいい人がいいよね?」



「そうだよなぁ~~。


車イスだし、大変そうだもんな!」



......っ!