「捜したんだぜ。俺と紗笑と桃で一緒に花火見ないか?」 私は横をチラッと見た。 一瞬でわからなかったけどここを抜け出しらお仕置きとか…お仕置きとか… ここ最近、お仕置きが頭を回っている気がする。 「やめとくよ!せっかく誘ってくれたのにごめん。」 「なぁ、西崎。桃は困ってる。わからないか?」 諒は西崎に真顔で近寄って行く。 「困ってるからなんだ?」 「はっ?だから、桃を困らせんなって言ってんだよ。」 喧嘩腰の諒。