頑固なんだから…全く。 学校から歩いて30分程。 長い坂道を登り終えるとそこにはたくさんのお墓があった。 「ねぇ、西崎。」 「ん?」 「お墓参りするの?」 「まぁな。黙って付いて来い。」 西崎の後ろを黙って付いて行く。 止まった西崎は一つのお墓の前で立ち止まった。 誰のお墓なのか分からないたも墓石に彫られている名前を見た。 『足立彩愛』