全く動かないからチャンスと思い、小さい体を抱き締めた。 「お仕置きハグ。」 俺が少し笑ったら中山は顔を上げてびっくりしたのか俯いた。 もしかして…俺の事好きなのかな? 「照れてんの?」 「違う。」 「ちゃんとタメ語だな。」 頭を撫でてやったけど浮かない様子。 そのまま中山は空き教室から出て行った。