「じゃあ、もう行くね。」 諒に手を振って教室を出た。 私は紗笑と同じテニス部。 最近、サボリ過ぎて怒られてしまって今ではちょくちょく顔を出している。 部活が終わり紗笑と帰っていると前からダルそうな顔で携帯片手に西崎が近寄って来た。 「お気に入りー帰るぞ。」 手を繋がれ逃げる間もなく歩き出した。 「もう!帰る時は言ってよね!」 眉間にシワを寄せて怒った顔をした。