「まぁ、いいや。」 触れていたおでこは離され私の胸は脈を早く打っていた。 私がドキドキしてる? そんな筈はない。 「顔赤いよ?熱?」 顔を覗かれた。 「何もない!!」 西崎聖夜の体を押した。 「どうしたの?」 「本当に何もないから。もう、暗くなってきちゃったから帰らないと。じゃあね。」 私は急いで家までの道を出来るだけ走った。