「今夜ぐらいここに泊まっても別に大丈夫だろ。」 んんんんん!? 確かにここは個室だけどさ~見回りの人に見つかったらただじゃ済まされないだろうし…。 「今日は徹夜で勉強するんからごめん。」 「嘘だろ。本当は西崎と一緒に病室で寝たいとか思ってんだろ?」 「そんなこと、絶対思わないわ。じゃあね~。」 早々に病室を出た。 自転車を漕いでる時にスカートのポケットに入っている携帯のバイブがとてつもなくうるさかった。