「そうなんだ…まぁ、いいや。早く退院してーよ。」 西崎は天井を見つめながら呟いた。 西崎家の両親と胡桃さんは法事があるので病室を後にした。 私は西崎と2人っきり。 長い沈黙の中で西崎が沈黙を破った。 「なんで、お前が居るんだ?」 えっ…もしかして…私のこと忘れてる? そんなことは無いよね… 「記憶がイマイチ曖昧でさ~。いや、お前が居ることに不思議感が満載。」 不思議感が満載!?