あれから、数日経った時に西崎は目を覚ました。 病室には私と胡桃さんとその両親が揃っていた。 学校の帰りは、必ず病室に通っていた。 「んっ…ここどこだ?」 「聖夜が目を覚ましたぞ!」 西崎のお父さんは飛び上がっていた。 西崎は体を起こし、酸素マスクを取ってもらっていた。 「みんな、なんで居んの?」 「聖夜の無事を見に来たの。」 胡桃さんはいつもより優しい言い方だった。