キィィ。 古びているのか耳を塞ぎたくなるような音が鳴った。 扉を閉め終わって一歩前に進んだ。 そしたら案の定、李矢の元彼が居た。 「李矢は?」 「眠ってる。」 眠ってる…?睡眠薬か何かを飲まされたに違いない。 「李矢を連れて帰るから。」 私は鋭く睨んだ。 李矢の元彼は臆病者だった。 なのに、こんな大胆な行動に出るとはね。