周りから見ればデートしたがる女みたいに見えるよね…。 「素直でいいな。じゃあ、行くぞ。」 西崎聖夜に手を引かれて学校を出た。 「どこ行くの?」 「ん?俺のお気に入りの場所。」 お気に入りの場所…? 「目を瞑って。」 大人しく言われた通り目を瞑った。 「目、開けていいよ。」 目を開けると綺麗な街並みが目の前に広がっていた。