「西崎のことが大好きみたいだな。」 桃は遠い海を見つめながら言った。 「私が西崎を守るって決めたの。」 守る? 「なんで、女の桃が男を守らないといけないんだよ?」 「力とかじゃないの。寄り添ってあげたいの。西崎と居たらホッとする。」 西崎は桃の何を知ってる? 桃に寄り添ってあげれるのは俺だよな。 「桃を幸せにする。」