黒薔薇~美しき欲望~






余裕で微笑んでいる男をどうにかしてあたしのペースに持ち込みたい。






そんな馬鹿な事を考え、半分自棄でもあるがバスタオルを取って裸になった。





そしてそのまま冬夜に近づく。






それでもこいつは表情を崩さない。





「誘ってんの?」





あたしの胸をガン見しながらそう問いかけてくる。






「誘ってんじゃない。あたしがこれから襲ってあげるの」






ニヤリ、と微笑みながら冬夜の頬に手を添えると、冬夜はあたしの腰にグッと手を回してきた。






「美女に襲われるなんて光栄だなー?」








「変態。なら黙って襲われて?」







チュッと軽く冬夜の唇にキスを落とし、そのままおでことおでこをくっつける。






「襲われてやる」






冬夜のその言葉にニヤリと微笑み、あたしはゆっくりと冬夜を押し倒した。