「木下、ずいぶん上がったじゃないか!これならK高受かるぞ!」 「はい!ありがとうございます!」 私は近所のK高を志望していた。 K高は公立高校でレベルは高くないが新しいキレイな学校だからだ。 夏から死に物狂いで勉強した甲斐がやっと出てきた。 それに、もうすぐ診察の日だ… 久しく会ってないせいか話したいことがたくさんあって、会えると思うだけでドキドキした。 (受験の前、最後に会うから励ましてもらおっと♪)