恋じゃなくてもイイですか?



ふと閃いた案をハルニレに告げる。


「これからは私がご飯を作ろうか?」


「えっ!?」


ハルニレは驚いて顔を上げる。


「いや、だって、ハルニレくんが食べてるもの見たら、お婆さんも心配すると思うよ」


「そんな、本宮さんの負担になってしまいます」


「私も仕事してるから、昼食を作るのは無理だけど、朝と晩くらいは・・・もちろん、予定がある時や、体調崩した時は作るの無理だろうけど。基本的に料理作るの好きだし、一緒に作れば1人分も2人分も変わらないし、もしハルニレくんの仕事がノってる時ならば、ラップかけてテーブルの上に置いとくし」


でも本宮さんの迷惑になってしまうんじゃとなかなか首を縦に振らないハルニレに新しい提案をする。


「じゃあ、役割り分担ってことにするのはどう?同じやにれ荘に住むんだから、ハルニレくんが掃除の担当で、私が料理の担当」


「それはいい案ですね。でしたら、食費や雑費に使う共通のお財布を作りましょう」


「あ、それいい。月々いくらとか額を決めてね?残ったら次に繰り越せはいいし」


ハルニレが私を見つめて大きく頷いた。この案に納得してくれたみたいだ。交渉成立。


「じゃあ、これこらはそういうことで」


「お願いします」


お互いにお辞儀をすると、ふっと笑いあった。