担任に続いて職員室から出ると冷たい空気が体をまとった。 1月下旬。 本当に、なんて中途半端な時期だと自分でも思う。 「つーか、やっぱ目立つな制服」 「……間に合わなくて」 「いや、俺はいいんだけどな…」 私が今着てる制服は前の学校のもの。 廊下にはまだ何人か生徒がいて、チラチラと視線を感じる。 正直うざったい。