ひとしきり泣いて、涙がとまった頃 もう夕日は沈んでいた。 ………帰ろう。 そう思い立ち上がった瞬間、 痛いくらいの力で肩を引かれる 「なにやってんだてめぇ!!!!!!ふざけんのも大概にしろ!!!!!」 それと同時に聞こえた罵声。 なんでいるの なんでそんなに息切れてるの なんで、そんなに髪乱れてるの… ねぇ、 なんであんたはいつも、私を見つけてくれるの。