今日はタイチ1人でよかった。 鬼神たち、みんなが居たら きっとあっとゆうまに連れ戻されてしまう。 そして優しいあいつらは 何も聞かずに私を側に置いてくれるのかもしれない。 倉庫を出た瞬間、 「ミウ!!!!!!!!」 遠く、後ろの方からタイチが 叫ぶ声が聞こえた。 だけど私は振り返らずに走った。 自分が、持ってはいけない感情を 振り切るように。