「寝てろ」 私をベッドに下ろすなり そう言って部屋から出て行こうとする鬼神。 「オ、ニガミ…待って」 「…どうした?」 思わず呼び止めてしまった。 その声に振り返る鬼神。 今いる部屋は明るい。 だから、さっきまでは見えなかった 鬼神の表情がよく見えた。