惑わす彼は年下くん♡

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ージュー!





「何かいい匂い...」



俺は、目を覚まして体を起こした。

目をさすると手が濡れる...俺、泣いたんだよな。




だせぇーよな。




そんなこと思いながら、
キッチンに立つ柚葉に近寄った。





ーギュッ



後ろから強く抱きしめる。
もう二度と...離さないように、と。





「きゃっ!!」


「はよ...
さっきは...ありがとな」




寝起きだからかまだ声が出にくい。





抱きついたことに驚きながらも
ニッと優しく微笑んで頷いてくれた。





そんな姿でさえ、愛おしい...