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「はい、カフェオレ」


「あ...覚えてくれてたんだね」






もちろん。と優しく微笑む。







「なぁ...ごめんな?辛い思いさせて。
あの時...別れることになったの。
戸井のせいなんだろ?」





悪い。と頭をさげる直輝。





「や、やめてよ!
私の方こそまた傷つけたんだし...」


「気にすんな。
まぁ、でも。もう一回彼女になってくれんならな?」







君はズルい。いつでも...

そんな質問の答えなんて簡単だなんだよ?




そんなのもちろん...


「喜んで...」




こうして私たちは3回目の交際をスタートした。






今度こそは幸せになれると信じて。