雄吾にまだ渡していないお花集。


留学先でいろいろお花見つけたからしおりにしたんだよね~。


史音とだって…恋人っぽいこといっぱいやりたい。


ほら、私の中にある〝生きたい〟という思い。


だけど…そうなったら私はあの2人を倒すことになる。


やばいな…。


頭が混乱してきた…っ。


「依亜?何見てんだ?」


「っ史音!?」


「手紙?」


史音は不思議そうな顔をしながら、私の手の中にある手紙を取った。


「ちょっ!それはっ!!」


やばい、すっごくやばいっ!


あんな殺すなんて書かれた手紙を見られたら!


「なんだ…これ」


うわー、ばっちり見られちゃったみたい。


眉間にシワ寄ってるし。


はぁ…なんて言おうかな…。