早速雄吾は史音に言っちゃってます。


恥ずかしいから私には振らないでね…。


「あ、あの」


「え?」


声をかけられ、振り向くといたのは小さな女の子。


んー、身長的に小学生かな?


「どうかした?」


「これお姉ちゃんにってお手紙!」


「手紙?」


そう言って渡されたのは、封筒に入った手紙。


宛名もないし…か。


いったい誰から?


「これ誰から渡されたの?」


「なんか黒い服きたおじさん!」


黒い服…。


それだけじゃ判断出来ないなー。


「そっか、わざわざありがとう」


「うん!じゃあ、バイバイ!」


「バイバイ」


女の子は手を振ると、お母さんの元へと帰っていった。


さてと、この手紙は誰からかな?


封筒から手紙を出す。