「電話終わりましたか?」


「うん。何か情報掴めた?」


掴めた…にしては顔が笑ってないな…。


ってことは、掴めなかったか。


「…ちょっと調べてみる」


そう言って取り出したのは、1つのノートパソコン。


これは夕凪の天才が作った1つしかないパソコン。


これにはいろいろな情報が詰められている。


起動させ、素早くキーボードを叩く。


部屋にはキーボードを叩く音しか聞こえない。


いつの間にか、史音や禅まで見に来ていた。


「っ…見つけた」

ちょっと時間がかかった。


けど、情報は見つけた。


結構ガードが固かったが…誰かがブロックしてる?


でもいったい誰が?