時間は少しさかのぼり、白雪姫が毒りんごを食べ、死んでしまったことを、魔法の鏡は見ていました。




そしてひどく悲しみました。







僕のせいだ…………僕のせいで白雪ちゃんが……



せめて何か僕にできることはないのだろうか……







そう思い、遠くの森の様子を城から伺っていると、
ガラスの棺に入れられた白雪姫を取り囲み、同じように悲しむ小人とその場に近づいている隣の国の王子様が見えたのです。






そうだ!!王子様の口づけで白雪姫が目覚めるように魔法をかけよう!






魔法の鏡はその不思議な力と引き換えに、王子様の口づけにより白雪姫が目覚められるよう、魔法をかけることにしました。