藤咲くんはそういうと、短い呪文を唱えた。 「これでいい、っと。 この道抜けたら大通りにでるから、そこで店さがそう。」 「うん。」 私たちは歩きはじめた。 「ねぇ、あの人、イケメンじゃない?」 「すごく格好いいよね。」 大通りにでると、藤咲くんを見た女の子たちがそういっているのが耳に入る。