「梨穏~。」 「なぁに~。」 私は頬杖をつきながら声をかけてきた穂乃を見る。 白石穂乃(シライシ ホノ)。 可愛い天才美少女。 「聞いた?」 「何を~?」 「3年生に超イケメンの男の子がきたんだって。」 「それで?」 「“それで”って、何その反応…。」