クリスマスから数ヵ月たち、3月。 今日は卒業式。 紫苑と同じ学校に通えるのも今日で最後。 悲しいし、寂しいけど、仕方がない。 それに、呼んだら来てくれる。 「梨穏、くれぐれも気を付けろよ。 同じ学校じゃなくなるからな…。」 卒業式が終わった後、紫苑と話をしていた。 「うん。」 「「「「優魔くーん。」」」」