口をパクパクさせ、硬直してる私に幽霊が近づいてくる。 体も透けてる。 「何してんだー?迷子か?」 「は、は、ははいーーー!!!!」 「お前、名前は?」 「さ、沙良里です!」 「さよか。私は唯!」 唯? 「貝月 唯だ!」 何処かで聞いたことあるなー。 まあいいけど、どうしよう… 「ええっと、その…」 「体のことか?私は幽霊だからな。透けてても仕方ないんだ。」 「はあ…」 「おい、さよ!」 「はい」 「私と友達にならないか?!」 「え?」