気付いたら、フロアは人がまばらになっていて。
時計は九時前を指していた。
これ以上、中谷とここに残りたくない。
今は静まっているけど、いつ爆発するか分からない。
いつ、中谷が本性を表すか分からない。
「じゃ、今日はここまでで、明日サポートセンターに電話しよう」
あたしはそう言って、そそくさと席を立とうとした。
そんなあたしの手を、ぐいっと引く中谷。
バランスを崩したあたしは、中谷のほうへと倒れこむ。
そして、なんと中谷の膝の上に座っていた。
最悪だ、あたし!
何してんの!!
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