「お、いいな、同期会」 隣のデスクの海崎さんも仲間に入ってきて。 「海崎さんは来ちゃ駄目ですよ?」 わざとそう言う。 すると、海崎さんはそのかっこいい顔を歪ませてこう言った。 「えー。 可愛い娘ゲットしようと思ったのに!」 二言目にはいつもそれだ。 だけど、そんな飾らない海崎さんが、あたしは好きだ。 「あたしの同期は、海崎さんになんてあげませんよ?」 「相変わらず酷いな、篠山」