同期の貴哉は、同じフロアで働いている。

だけど、グループが違うため、仕事で関わることは殆どない。

それに加え、中谷のせいで殺伐としているあたしの周囲。

貴哉があたしのデスクに来ることなんて考えられなかった。






「どうしたの、貴哉?」




そう聞くと、貴哉は女の子みたいな可愛い顔で笑う。




「そろそろ同期会でもしようかと思って!」



「貴哉、やるじゃん!!」




あたしは叫んでいた。




同期会?

上等だ!

飲んで飲んで、日頃の鬱憤を晴らしてやる!!