あたしの馬鹿!
何てことしてんの!?
盗み聞きしていたことがバレたら……
焦って手を動かそうとするが、酔ったあたしの身体は言うことを聞かない。
さっきまで煩かった酙の部屋は静まり返っていて。
あたしの鼓動だけが鳴り響いていた。
神様、どうかあたしを助けてください!
あたしの盗み聞きが酙にバレたら……
酙に嫌がられたら……
あたしは、ファンとしてやっていけない!
そんなあたしに降りかかる言葉。
それは……
「……篠山さん?」
紛れもなく、中谷の声だったのだ。
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