イジワルなキミの腕の中で



いやいや


航希先輩の場合は本当に私をイジメて来るかもしれない。



「冬休み補習とかにはなんなよ?今年はクリスマスも返上するって校長が言ってたぞ」



「えっ!?ウソっ」



ほ、補習……って。


クリスマスもなし?


聞いてないよ、そんなの。



ぶっちゃけ先輩のことでモヤモヤしていたこともあって、ここ数週間の授業は上の空だった。



や、やばいかもしれない。



「せ、先輩は大丈夫なんですか?」



「当たり前だろ?俺を誰だと思ってんだよ」



勝ち誇った顔で先輩はクスッと笑った。